CNT(カーボンナノチューブ)の分散に!高圧ホモジナイザー

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  • 超高圧ホモジナイザー NAGS20 (株)常光

◆独自の設計思想・H型ノズルによるダメージレス(ほぐす)分散!
  ・材料を傷つけず特性を維持します。
  ・凝集体を一次粒子にきれいに解砕します。

◆CNTのような高アスペクト比の材料を切らずにほぐしきる!

特徴

●3つの力でナノ化!

 1.超高圧でノズルから噴射される際の高速せん断力
 2.材料同士が超高音速で正面衝突する際の衝突力
 3.減圧時に発生する強直な渦とキャビテーション気泡破裂による衝撃力

●AC100Vコンセント電源でも、ノズル径0.15mmΦで150MPa(200Vでは200MPa)と超高圧!

  • 大きなノズル径ほど詰まりにくく、運用が楽になります
  • 高圧側の値にとらわれがちですが、低圧でのソフトな解砕にも十分対応できます。

●受託試験、受託製造サービスも行います! (@神奈川県川崎市)

  • 受託試験でお客様の高機能材料開発をサポートいたします。また、下記 評価機器も完備しており、
    その場で評価ができますので、検体数をこなす事もできます。
  • お客様の分工場としてOEM製造も承ります。

 

評価・分析機器

粒度分布計 LA-960 堀場製作所製
ゼータ電位・粒径測定システム ELS-Z 大塚電子製
濃厚系粒径アナライザー FPAR-1000 大塚電子製
走査電子顕微鏡 JCM-7000 日本電子製
回転式粘度測定器 DV2-T AMETEX製
原子間力顕微鏡 JSPM-5200 日本電子製
振動式粘度測定器 SV10H A&D製
デジタルマクロスコープ Dimo-Lite ANMO製

 

仕様

最大処理圧力 200MPa(200V)/150MPa(100V)
チャンバー径 Φ0.15mm
最大処理量 2L/h
外形寸法 W630×D480×H580mm
概略重量 50kg
消費電力 0.75Kw
電圧 200V/100V

 

◆ラボ装置だけではありません!中型機から大型機までラインナップ。
同一H型ノズルを搭載しているため、スケールアップも容易です。

 

NAGS 100NAGS 500NAGS 1000

NAGS 100

最大圧力250MPaのパイロットプラン向け装置

最大圧力 250MPa
処理量 9L/h
電圧 AC200V
消費電力 6Kw
装置本体 W1,220×D920×H1,450mm
重量 580Kg

NAGS 500

待望のオールマイティー中型生産用装置

最大圧力 250MPa
処理量 70L/h
電圧 AC200V
消費電力 11Kw
装置本体 W1,660×D1,640×H1,720mm
重量 1,000Kg

NAGS 1000

ハイスペック大量生産機 完全カスタムメイドいたします

最大圧力 150MPa
処理量 500L/h
電圧 AC400V
消費電力 30Kw
装置本体 W1,220×D2,300×H1,900mm
重量 1,500Kg

 

アプリケーション

産業界での最新の処理事例

  • 単層CNTのインク化
  • CNTのバインダー、樹脂への均一分散
  • 固体電解質の均一微粒化
  • 酸化チタン凝集体の一次粒子への解砕
  • 分散残留粗粒の解砕
  • カーボンブラックのバインダー内均一分散
  • アルミナの均一微粒子化
  • グラファイトからのグラフェン作成
  • 難水溶性原薬のナノ分散
  • シリカ凝集体の一次粒子への解砕
  • ソルダー半田粒子の微細化
  • パルプスラリーからのCNFダイレクト作成
  • エマルジョン、油脂の超乳化
  • 酵母菌等菌体の破砕

 

 

熊本大学薬学部での利用例

  • 大腸菌などの菌体の破砕で、蛋白質精製の前処理に活躍しています。
  • 新薬の化合物の微細化に応用できます。
  • 超高圧ホモジナイザーと冷却循環装置(オプション)を
    併用することで低温処理に対応したシステムをご使用できます。
  • 最大500mlの容量を一度にセットできます。(特注で大容量可能)
  • ラボ室に最適な卓上タイプ(本体)、タッチパネルで操作も簡単です。

 

 

千歳科学技術大学カートハウス教授によるタンポポ花粉の粉砕の例

千歳科学技術大学 カートハウス教授の話

従来の乾式やビーズミルでは、花粉が粉々になってしまいましたが、
超高圧ホモジナイザーを使ったことで、花粉の球体と外部のものを、
まるで「みかんの皮を剥くように」取り除くことができました。

 

 

東海大学工学部 庄教授による超高圧ホモジナイザーを用いた燃料電池用Pt触媒の高性能化

燃料電池に用いられるPt触媒は、担持体と呼ばれる炭素微粒子上に形成されます。
広い表面積と高い電気伝導性を有するCNTは、担持体として応用が期待されています。
我々の研究室では、超高圧ホモジナイザーを用いてCNTを水中に均一に
分散させる前処理を行うことで、Pt触媒の高性能化、燃料電池の高出力化を実現しています。
この方法は、CNTが本来持つ優れた特性を活かすために有効です。