【カーボンニュートラル×再生可能エネルギー】基本知識と例・補助金活用は?

カーボンニュートラルと再生可能エネルギーの基本知識

ここではカーボンニュートラルという考え方ができた背景や、広義・狭義な意味、再生可能エネルギーとの親和性などをまとめてみました。

カーボンニュートラルってどういう意味?

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を差し引きゼロ(排出量と吸収量を均衡化させる)にさせることを意味します。
もともとは地球温暖化が問題視され、その抑制のための国際的な取組みになります。
「2050年までにカーボンニュートラルを目指す」ことを、2020年に政府は宣言しました。
先述の通りカーボンニュートラルは国際的な取組みでもあるが、日本においてはCO2だけでなく、メタン・一酸化二窒素(N2O)・フロンガスを含む「温室効果ガス」を対象にしています。それらの排出を全体としてゼロにする(実質的にゼロ)ことを目指した取組みを日本では行われています。

カーボンニュートラル何する?至った背景など

カーボンニュートラルは先述の通り最近の取組みとしてピックアップされておりますが、歴史はもう少し深く、1992年リオサミットで国連気候変動枠組条約(UNFCCC)が採択され温暖化問題への取り組みが始まりました。
それから1997年に京都で開催されたCOP3(国連気候変動枠組条約締約国会議)では「京都議定書」が採択されました。そこでは、地球温暖化に対する国際的な取組みのための具体的な目標を定められました。
具体的には、その2008~2012の間に1990年と比較して音質効果ガスの排出量削減を掲げられていました。(2015年12月には「パリ協定」(これは京都議定書を継承したもの)が採択され2016年に発効されている)
これが、いまのカーボンニュートラルの種と言ってよいのではないでしょうか。

再生可能エネルギーとは

再生可能エネルギーとは、資源が枯渇したりせず繰り返し利用できるエネルギー(バイオマス、風力、太陽光、地熱、水力など)のことです。ちなみに、天然ガスは、逆に資源に限りのある化石燃料になりますので再生可能ではないエネルギーと解釈できます。
再生可能エネルギーは発電時において、重ねて挙げられている"温暖化"の原因となるCO2をほとんど排出しないので、地球に親切なエネルギーと言えるのではないでしょうか。
カーボンニュートラルを目指すにあたって、上記のような安定的な地球に優しいエネルギー確保は非常に重要になってくることは明白です。その視点でみると、再生可能エネルギーをはじめとした選択肢(他にも水素、カーボンリサイクル/CCUS、原子力など)への注目が集まっているのは納得ではないでしょうか。

カーボンニュートラルと再生可能エネルギーに関連した製品事例

あくまで一例ですが、カーボンニュートラルと再生可能エネルギーに関連した製品事例を紹介します。

クリーンルームの省エネルギー化

要求されるクリーン環境の清浄度に伴い、消費電力も増大するため困っている企業様に対する例での製品です。KOACHは、クリーンルームの規格の改正により高精度な清浄度の評価方法を実現し、世界最高水準の清浄度と低消費電力を同時に実現することで、高度なクリーン環境の変化に対応できます。
詳細はこちら→ https://www.mitsuwa.co.jp/products/detail/202107_50141/

ヒートポンプバランス制御で省エネ

ヒートポンプバランス制御は、従来のエアコンのように室内から室外へ(またはその逆)一方的に伝熱するのではなく、効率よく伝熱するための高度な制御システムです。この制御方式は、従来のエアコンのように冷房と暖房を同時に運転し、バランスのとれた高度な制御を実現します。その結果、ヒートポンプのPID制御により、他の方式とは比較にならない省エネを実現することが可能になりました。
詳細はこちら→ https://www.mitsuwa.co.jp/products/detail/pap/

カーボンニュートラルと再生可能エネルギーの補助金の活用

カーボンニュートラルと再生可能エネルギーの補助金の活用事例もございます。カーボンニュートラルは先述の通り、さまざま意味を持ちます。そのため、ほとんどの事業者さまに関連しているといってもいいでしょう。補助金を活用したカーボンニュートラルへの取組みのご相談があれば、こちらを参照ください。→ https://green-innovation.nedo.go.jp/

三ツワフロンテックの「カーボンニュートラル」への取り組み

三ツワフロンテックは地球環境保全という観点から「環境保全」を企業の重要課題の一つとして、環境管理活動を展開しております。その一環として、三ツワフロンテック 本社は2001年10月26日付けで環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」の認証を受け、2022年10月26日付けで認証を更新いたしました。(審査機関:日本検査キューエイ株式会社、登録番号:E1798)
販売を中心とした事業活動、オフィス活動の中で、積極的に環境保全への配慮を行い、持続可能な発展に貢献していきます。そのために以下の環境方針を定め、環境目的・目標を設定し、定期的に見直しを行うとともに、環境マネジメントシステムの継続的改善と汚染の予防に取り組みます。この環境方針は全従業員、関係者に周知し、一人一人が環境保全に配慮して行動するようにします。

  • 環境基本理念

    株式会社三ツワフロンテックは、地球環境の保全が人類共通の重要課題であり、「かけがえのない地球環境を守り、自然と科学が調和した緑豊かな社会の実現に貢献する」ことを基本理念とし、社内外を問わず企業活動の全ての面を通じて「環境との共生調和」を図ります。

  • 環境方針
    1. 当社は、販売を中心とした事業活動、オフィス活動の中で、積極的に環境保全への配慮を行い、持続可能な発展に貢献していきます。 現在、以下について積極的に取り組みしております。
      1. 移動エネルギーの削減
        • ・積極的にIT・WEBツールを活用
        • ・公共機関による移動
        • ・低エミッション車両の積極導入
        • ・ガソリン使用量の計測
      2. オフィス内エネルギー消費の削減
        • ・業務効率化によるオフィス稼働時間の削減
        • ・省エネ機器の導入(LED照明への交換、
        • ・ウォーム/クールビスの取組み
        • ・コピー用紙の使用量、一般ゴミの排出量の計測
      3. 社会貢献活動
        • ・週一の事務所清掃時に会社周辺の清掃
        • ・大阪市のクリーンキャンペーン参加
      また、環境関連機器販売を通じ環境にやさしい商品の普及・拡大のため、日常的にその情報を収集し、お客様に環境負荷軽減のための情報・サービス・商品を提供することを目的として取り組みます。
      環境関連機器についてはこちら
    2. 当社は、環境側面に関係して適用可能な法的要求事項及び当社が同意するその他の要求事項を順守すると共に、汚染の予防に努めます。
    3. 当社は、この環境マネジメントシステムを実行するため、環境目的および目標を設定し運用すると共に、定期的にレビューし、継続的な維持・改善に取り組みます。
    4. 当社は、限りある資源を大切にするため、省エネルギー・省資源・リサイクル及び廃棄物の削減を推進し、エコロジー事務用品の導入率向上に努めます。
    5. 当社は、環境方針を維持・改善し実行していくために、文書化し、当社で働くすべての従業員に周知徹底すると共に、一般の人々が入手可能な状態にします。また、環境に関する情報は、環境方針をはじめ、環境関連機器情報を、当社のホームページ等で積極的に公開し、情報の開示に努めます。
    6. 当社は、地域社会と協力し、清掃活動に取組み、エコキャップ運動の推進など環境に配慮した社会貢献活動に積極的に取組みます。

カーボンニュートラルと再生可能エネルギーに関するよくある質問

Q.カーボンニュートラルの意味を教えてください。

【回答】カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を差し引きゼロ(排出量と吸収量を均衡化させる)にさせることを意味します。 日本においてはCO2だけでなく、メタン・一酸化二窒素(N2O)・フロンガスを含む「温室効果ガス」を対象にしています。それらの排出を全体としてゼロにする(実質的にゼロ)ことを目指した取組みを日本では行われています。

Q.再生可能エネルギーとは何ですか。

【回答】再生可能エネルギーとは、資源が枯渇したりせず繰り返し利用できるエネルギー(バイオマス、風力、太陽光、地熱、水力など)のことです。ちなみに、天然ガスは、逆に資源に限りのある化石燃料になりますので再生可能ではないエネルギーと解釈できます。 再生可能エネルギーは発電時において、”温暖化”の原因となるCO2をほとんど排出しないので、地球に親切なエネルギーと言えるのではないでしょうか。